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上海大会2005レポート
by Ryoya I.

各国のMINIPLANE

2005年9月14日から20日に上海から1時間くらいのチンプーと言う所でPPG国際大会が開かれました。
そもそもフランスの世界選手権で中国チームリーダーのハンさんに会った事から中国に行く話になってしまったのでし
た。
その時点でFLMにも案内が入っていたようで、松尾さんと柳瀬さんがオブザーバーとして呼ばれていたので、話はトント
ン拍子に進んでしまいました。
選手は金子さんと五十嵐が行く事となり、世界選手権で留守の間に溜まってしまった仕事を徹夜で済ませてイザ成田
集合となりました。


Mr. HAN

わずか3時間で上海に到着、沖縄と変わらない感じ、しかし上海空港は外国でした。
空港に着いてびっくり、飛行機を出たら御出迎えが待っていたのです、それも税関や入国も
ほとんどフリーパスで国賓級、迎えの車を待っている間にスポーツ協会の人や通訳の李曼さんと会う。彼女が私たち日
本チームの案内役として付き添ってくれる事となる。
やっと迎えのバスに乗って、ホテルに向かう。
上海は都会だ、夜なのだがとても活気にあふれている、古い生活と近代的な建物がごっちゃになっている感じで、アニ
メの少佐とタチコマが飛び出してきそうな町並みだ、ちとマニアックな感じ。
高速道路の入り口の上いっぱいに、ドデカイ看板を見てびっくり、私たちの行くPPG大会の看板だった、こんなに大きな
イベントなのかと感激と言うよりも、不思議な国に来た感じだった。今の中国は何の大会も国際大会を派手にやってい
るようだ。

ようやくホテルに着いたロビーには、フランスで会ったメンバーがぞろりそろっていた、再会を喜んで、すぐに盛り上がっ
てしまった。スペイン、ベルギー、ロシア、イギリス、フランス、韓国、さらにオブザーバーはフィンランド、とても国際的
だ。

次の朝は穏やかな日差しで起き出す、庭を散歩していると不思議な物が立っている。
小さなグランドの真ん中に上海雑技団のやるような、サーカスの空中ブランコのようなポールが2本立っている。それは
チャンと登れるように梯子も付いている。
さすがは誰でもサーカスをやれるように、施設が充実しているのかなあと感心して見るが、でも不思議の謎は解けな
い。


MINIPLANE組み立て中

朝食はレストランに皆集まっていた、毎日中国料理のバイキングで食べ放題。
思わず取りすぎてしまう、ゆっくり食べても大丈夫、時間制限は無いのでした。
その後は会場の下見にバスで10分の公園に行く、芝生の綺麗な広い公園は池と花壇と木々で飾られた、万博会場の
ような施設だった。なぜかそこの池には航空母艦がある。
本物の戦闘機も積んである、不思議だ。なぜ公園に航空母艦なのだろうか?
これが今の中国情勢の根底にある物なのかなあなどと、哲学してみたりして木陰で涼む。
気温がどんどん上がって昼間は35度もあるそうで、日陰にいなかったら日射病になる。


緑の船公園

さて、この公園で大会が開かれるとの事で、周りに池と森と航空母艦とまあ、ディズニーランドで飛ぶ感じ? 

次の日は朝からフリーフライト、と言うか周囲を下見に飛んでくださいと言う事のようだ。
いつもの大会と違うのは、まともな地図が無い事だ。
数年前の地図をもらって飛んだが、いたるところが変わっていた。
まず町の大きさが倍くらいになっている、高速道路も運河の形もまったく違う、地図を作る暇が無いのかもしれない。そ
んな感じでだいたいのルールで競技をやる事になる。
そんな場合、パイロットはだいたいで飛ぶと後で痛い目に会う事になるのを私は身をもって知っている。スペインでもイ
ギリスでもフランスでも中国でも、ローカルルールを上手く包括した形でタスクをこなす必要があると言う事だ。
たとえば、今回は写真判定でパイロン得点を行ったが、現実には写真コンテストと言った方が正しい競技だった。その
パイロンが写っていれば良いと思って写真を撮ると不合格となる、役員が言うにはパイロンが大きく写っていないとだめ
だとか、木の陰に入っているからだめだとか言い出す、私の判断はパイロンの位置に対して正確なセクターに入って撮
影する事が目的だと思っていたが、役員は綺麗な写真を要求しているのだった。
そういう説明は一切無かったが、あとの祭りであった。


池の空母

開会式が始まる
ものすごく大掛かりなステージで中国風な出し物がいっぱい行われる、観客も学生さんがいっぱい集まっている。最後
にデモライトを行うころには観客は帰ってしまう、やはり動員されて来た観客なのだろうか。


大きな池

まあ、飛べるので皆大はしゃぎでテイクオフ、約30機のPPGが編隊を組んだり、スモークを出す中国チーム、何か尻尾
を付けて人の頭の上飛び回る韓国選手がいたりで、お国柄のオンパレードだったが、景色はすばらしかった。
大きな池の横に有る大きな公園で池の向こう岸は霞で見えない。
それぞれ楽しく飛び回って夕方となる。


いつも陽気な韓国チーム

タスク1 スピード+ターゲット
10kmほど東の町のビルで囲まれた公園がエアスタートとなる、まずはそこまで飛んで行ってスタートの時間を待つ。当
たり前だが、とても風が悪い。
ビル風にもまれながらスタートラインに並ぶ、スタートしたら今度は向かい風が強くてスピードレースとなる、アクセルを
全部踏んでいると時々不安になる、サーマルが強くて潰れそうになる。しかしヨーロッパ勢は早い、重いと言った方が良
いのかもしれない。
ACTIONは常にトップに並んでいる、私もReActionなので何とか付いて行くが、調子が悪い、後でよく考えてみると反転ト
ルクが異常に大きく左にとられる、プロペラの選択を
誤ったようだ、フルスピードでは特に飛びにくくなってしまった、さっそくスペアのプロペラに交換して調子は直った。まあ
スピードはトップ5くらいには残っていた。
その後はエンジンカットでのターゲットだ、先に着陸したパイロットを様子を見ていると
どうも皆ショートしている、注意して進入していくとほぼターゲットに入る位置に到達、よしと思って着地したら、自分でも
びっくりする事が起こった。ひっくり返ってしまった、完全にエンジンを背負い投げした状態になってしまった。
原因は芝生だ、ものすごく柔らかく滑らないのだ。まるで滑らない雪の中に降りて転んだ感じだった。苦笑いしてその場
を離れると、次は金子さんのランディングだ、様子を見ていると私と同じになってしまった、ひっくり返っている。
そんな選手がいっぱいいた、こんなに特別な着陸場は見た事が無かったと、皆で笑ってしまった。

金子さんマスターと五十嵐リアクション

タスク2 スピードキックスティク
このタスクはちょっと危険なタスクだった、公園内には池が有りそれを低空でフルアクセルで通過しなければならないタ
スクだった、だれもトラブルが無かったので良かったが
私はハラハラしながら飛んでいた。
公園内にスティクが立てられて、それをハイスピードでキックしていくタスクだった。
そのポールが立っている場所がまたひどい、サーマルの巣の中にミサイルや空母や鉄条網の有るバトルフィールドの
中に立っている。特にまずいのが田んぼに立てられた3本のポールだ。
ホローで3本にキックしなければならず、低空にすると下降風が強くて上がれなくなる時がある場所だった。
そんな中スペインチームのニノが最後のポールをキックしようとした時に、高度が下がってタッチダウンしてプロペラを
飛ばしてしまった、タンクに穴が開いてガソリンを振りまいてしまった。
一歩間違えば火災になる所だったが、何事も無く終わって皆ほっとした。
私も何とか無難にタスクをこなして、結果はトップ10くらいに入っていた。


ReAction

タスク3 燃費ディレーション
最後のタスクは2リットルのガソリンでのディレーションだった。
ところが、高度制限が200mまででサーマルを満足に使えない環境だった。
サーマルはいっぱい有るのに、使えないのには不満だった。
結果は私が50分近く飛んで上位に入る事になった。


1位 ヨハン ベルギー ACTION GT PAP1400R2L
2位 ダニー スペイン ACTION GT PAP1500T2L
3位 五十嵐 日本   ReACTION MINIPLANE M


各国選手


ベニス?


最後に中国のベニスと言う所を観光をして、帰るのだが空港で飛行機に乗れない事になる。
エンジンが大きいから乗せられないと言うのだ、しかたがないので金子さんと2人で次の飛行機にやっと乗って帰ること
が出来た。さすがは中国、一筋縄ではいかない国だと思った。

今回は特にオーガナイザー中国航空協会、特にハンさんや通訳の李曼さんや中国チーム、
韓国チーム、スペイン、イギリス、ベルギー、ロシア各国の皆がとても友好的に飛べた事に
大変感謝しています、ありがとうごさいました。


中国大会のDVDを制作中、詳しくは各スクール販売店にお問い合わせ下さい。

五十嵐亮弥


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